軽量ホイールを履く意味は?
通常の鉄ホイールからアルミホイールへと変えるだけでも、
加速性能や燃費、ハンドリングの向上といったメリットが得られます。
また、最初からアルミホイールが装着されているクルマでも、
鋳造(ちゅうぞう)製法のホイールから、
鍛造(たんぞう)製法の軽量ホイールへと変えることで、
さらなる軽量化効果を得ることができます。
軽量化の方法にも色々とありますが、
その中で最も効果的だと言われているのが、
ホイールの交換です。
鋳造ホイールと鍛造ホイールの違い
アルミホイールの多くは、
溶けた金属を鋳型で固める鋳造製法を用いて作られていますが、
軽量ホイールはアルミをプレス成型して鍛える鍛造製法を用いているため、
より軽量かつ高い強度を持つホイールとなっています。
鍛造ホイールは軽量で強度が高く、
装着することで燃費やハンドリングの向上など様々な、
メリットを得られますが、製造コストが鋳造ホイールよりも高く、
乗り心地も悪くなるといったデメリットもあります。
軽量ホイール交換時の3つのメリット
1.加速性能の向上
まず加速の向上が挙げられます。
バネ下が軽くなり、
慣性モーメントが減ることで、
加速と減速がより向上して、
キビキビとした走りが可能になります。
2.燃費性能の向上
重量自体が軽量化されることで、
燃費が向上するというメリットを得ることができます。
3.ハンドリング性能の向上
ステアリングのキレが良くなり、
ブレーキの効きが良くなって、
ハンドリングも向上します。
軽量ホイールに交換する3つのデメリット
1.乗り心地の悪化
地面からの衝撃や振動が、
減衰しないままサスペンションに伝わることになり、
乗り心地が悪化します。
2.ロードノイズの増大
地面からの衝撃や振動を減衰・吸収する性能の悪化に繋がり、
路面からの騒音増大の原因にもなります。
3.とにかく価格が高い
軽量ホイールは、コストがかかるため、
価格が高くなるというデメリットが存在しています。
軽量で強度が高くなるほど価格も上昇していき、
レース仕様の軽量ホイールともなると、
1本10万円以上の価格になってしまうのです。
軽量ホイールはぶっちゃけ趣味w
一般道しか走らない普通車の場合、
メリットはほとんど無いといってもいいでしょう。
軽量ホイールは趣味で装着する物であり、
デメリットが上回ります。