スタッドレスタイヤの交換年数、や時期、寿命について

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スタッドレスタイヤには寿命があります。

使用限界の見極めには二つを確認することが必要です。

  • 溝の深さ 
  • 使用年数 

溝が残っていても古くなったタイヤはダメですよ。


スタッドレスタイヤの溝の深さ

スタッドレスタイヤには、

冬用のタイヤとして雪道や氷った道を走れる溝の深さが決まっています。

基準は、新品時から見て溝の深さが50%程度。

プラットホームというその目安がわかるようになっている部分があるので、そこを確認してみてください。

プラットホームはタイヤの接地面にありますが、

その位置はタイヤの横を見るとわかるようになっています。

この矢印の指し示す先にプラットホームがあります。

使用可能プラットホーム

劣化してプラットホームが露出

このプラットホームが出て溝が50%以下になると性能が十分に引き出せなくなりますので、雪道や氷道などでは使用ができなくなります。

なお、プラットホームが露出した場合でも夏タイヤに使う分には問題ありません。

使用年数

スタッドレスタイヤは氷上でも滑らないようにするため、ゴムが柔らかい素材でできています。

新品時は最も柔らかい状態ですが、時間が経つと次第に固くなっていってしまいます。

ゴムですので、だんだんと硬化して、

ヒビが入ってしまうというわけです。

ですので、製造されてからどの程度時間が経っているかというのがひとつの使用期限目安となります。

タイヤの製造時期は下の画像のようにタイヤの横に刻印されていて、

4桁の数字の部分が製造の時期を表します。

前半2桁が製造された週数、後半2桁が製造された年を指します。

こちらの場合は2016年の27週目に製造されたタイヤだということですね。

スタッドレスタイヤの寿命は3〜4年程度。

ただし、保管状態によって一概には言えません!

装着時や履いていない間の保管状態によって固くなったりひび割れたりする劣化速度が変わります。

特に直射日光や、雨に弱いので注意が必要です。

溝が多く残っていても、ゴムが固くなりシワやひび割れが目立つタイヤはそれだけで走行時トラブルの危険性が高まります。

長期保管前にはコート剤がオススメです。

装着前には点検を

お店で装着してもらう前にパンク、ひび割れ、空気圧の点検を欠かさずしてもらいましょう。

また、外から見てタイヤの状態がわかるものに関しては普段から定期的に自分の目で確認することが大切です。

冬タイヤは安全に運転するために装着するものです。

安全の確保にはまず日頃の点検・管理から。

車に安心して乗るために必ず実施することをおすすめいたします。